鎮守の森へ.. 思うこと
今日も相変わらず暑い!!
蝉が鳴いて
秋風が時折吹き抜ける白露の入って二日目
主人は午前中葬儀に参列の為
喪服の準備とその後の作品撤去で家庭菜園の見回り後
いつも通りに外出
私は昨日の屋外出店手伝いの疲れは特に感じられないけど
母の他界後しばらく控えていた神社参拝に
何となく今日が良いのでは?!と閃いて
いつものようにチャリで出発
高架橋を走り抜けるとき
年々田んぼが蹴って行くのを目の当たりにして
草が生い茂ってもうこれじゃ田んぼの復活は無理かもと
哀しくなる
眼下に広がる
ここは全て田んぼだった
春には水田に水をたたえ青空が水面に映ってきらきらしてた
秋には稲が実り、豊かな黄金色のさざ波をみせてくれてたが
休耕田なのか
稲作放棄なのか
田んぼの復活のは見込めないのだろうか
農家さんには深い実情があるのだと思うが..
数年前赤いトラクターに乗ってた若い人たちの笑顔を見たのが最後
はぜ掛けも撤去されて
この広い元田んぼはすっかりこうなってる
荒れてゆくと捉えるのか
本来の自然に戻ったと捉えるのか
これもまた日本の原風景なのかも
寂しいな..
曲がりくねった急勾配の山道を上って
ようやく鎮守の森に到着
母の旅立ちのことや色々あったことを心の中でご報告
そして無になって納得がいくまで合掌
色んな虫の音
風の音
静かな時間を過ごさせてもらって
心をリトリート
ありがとうございます
帰り際振り返ってお辞儀をすると
何と!
そこに神主さんがBOOON!軽でやってこられた
顔を覚えてもらっているので
戻って少し立ち話し
....なんだかスッキリした!!
神社前の駐車場 上空は秋の空
神社からの帰宅途中に無人販売所に立ち寄った
農家のおばあちゃんが茄子とか並べてた
もはや腰が直角に近いほどになってて
長年のきつい作業が忍ばれる
ごくごくたまに会うので立ち話
連れ合いのおじいちゃんが亡くなったときのことを話してくれた
私の母は今年96で亡くなりましたと話すと
おじいちゃんは辰年だからあなたのお母さんと同じだネって
既に亡くなって何年か経つとのこと
泣きそうになりながらもそのときの状況をとつとつと話してくれた
ちっちゃくて腰がまがっているおばあちゃん
聞いてて切ないよ..
おそらく90に近い80代後半なのだろうと思う
女性に年を聞くのはホント野暮だけど
私と同じ10月生まれだった
来月は何か誕生日プレゼントをしたくなった..
手ぬぐいがいいかも
別れるとき
手を握って長生きしてね!と声かけた
そのおばあちゃんが育てた茄子と苦瓜を購入
こうしてお客さんと話したり
外へ出て作業をするのがイインダヨ
家に居るよりはね...って
本当に
いつまでも長生きして欲しいと願ったよ
消えていく田んぼや
母と重ね合わせて思ったおばあちゃんのことといい
大切なものは時の流れと共に移ろって行くものなんだな